ビタミンC誘導体
ビタミンCは、そのままだと不安定で壊れやすく、酸化しやすく、肌に吸収されにくいものです。
ビタミンC誘導体は、ビタミンCを壊れないようにコーティングして、肌の内部に吸収されてからビタミンCの成分が働くように加工したものです。
ビタミンC誘導体には水溶性と脂溶性の2種類があります。
ビタミンC誘導体の効果には以下のようなものがあります。
新たなニキビの原因になる活性酸素の除去や過剰な皮脂の分泌を抑え、ニキビ跡の原因になるメラニンを抑制、コラーゲンの合成促進によりニキビ跡の凹みをカバーする効果などビタミンC誘導体はニキビ対策には効果的なアイテムです。
ビタミンC誘導体は、洗顔後に普通の化粧水のように塗るだけです。
より浸透させるためにコットンにビタミンC誘導体入りの化粧水を含ませ数分おいておいたり、塗った後にラップで顔を覆うなどの方法も効果的です。
ビタミンC誘導体を更に浸透させるためにイオン導入器という専用の器具を使うと効果的です。
イオン導入器は、ビタミンC誘導体をイオン化することによって肌への浸透を高める器具です。
イオン導入器を使うと普通に肌に塗った時と比べて、浸透力は50〜100倍にまで高まるそうです。
ビタミンC誘導体は、大きく分けて水溶性と油溶性があります。
ローションタイプやエッセンスには、リン酸系の水溶性ビタミンC誘導体が含まれています。
オイルやクリームなどには、油溶性ビタミンC誘導体が含まれています。
リン酸アスコビルマグネシウムは、最も歴史がある水溶性のビタミンC誘導体です。
人の皮膚から短期間に吸収され、皮膚内の酵素によって皮膚細胞でビタミンCとリン酸マグネシウムに分解されます。皮膚科医で多く使われていて、美容液にはこの型のビタミンC誘導体を配合したものが多いです。
臨床例も多く、自然界にも存在していて、ビタミンC誘導体の定番です。
人の皮膚から短期間に吸収され、皮膚細胞でビタミンCに変わりやすい性質を持っています。リン酸アスコルビルマグネシウムよりコストが安く、溶かしやすいので院内処方に適しています。皮膚科医でよく使われていて、リン酸アスコルビルマグネシウムと比べると多少刺激があります。が、充分な臨床結果があります。
リン酸アスコビルアミノプロピルは、リン酸基にモノプロパノールアミンがエステル結合した化学構造で、自然界には存在しません。
効果はリン酸型アスコルビルマグネシウム(VC-PMG)に準じるとされているビタミンC誘導体です。製造が容易でVC−PMGの約半値で安価な化粧品原料として取引されています。
化粧品会社にとってコスト低減の魅力は大きいが、皮膚でビタミンCに分解されたときにできるリン酸アミノプロピルの安全性について臨床例が少ないたまあまり使われていません。
ビタミンCに糖を結合させたものでビタミンC誘導体の中では最も安定していて常温で長期保存ができるのが特徴です。
一般的に安定型ビタミンC誘導体と言われています。刺激も低く、常温での長期保存ができ配合しやすいという特徴があるので、一般の美白化粧品にはこの型を1〜2%配合したものが多いです。
持続型で長時間作用します。しかし、人の皮膚には糖をはがす酵素がほとんど無いためにビタミンCの効力が出にくいと最新の研究で明らかになっています。
このタイプのビタミンC誘導体は自然界にも存在しています。また、糖との結合なので安全性に問題はありませんが、あまり効果は期待できないそうです。
アスコルビン酸グルコシドは、ビタミンCに糖がくっついたタイプの誘導体です。
アスコルビン酸グルコシゴをジェルやクリームに配合しやすいように脂溶性にした誘導体です。持続型で皮膚へ長時間作用しますが、糖をほどく酵素が人にはないのでビタミンCの変換されず、ビタミンCの効力が出にくいと最新の研究で明らかになっています。
脂溶性のビタミンC誘導体では、古くから使われているタイプです。アメリカでは、エステルCの名前でブレイクしました。
室温では固体のため使用感が重く、安定性が良くなくて変質しやすい型のビタミンC誘導体です。
最近の研究では皮膚の酸化を促進してしまう場合もあることが指摘されています。
テトライソパルミチン酸アスコビルは、最新型の油溶性のビタミンC誘導体です。
近年、開発されたビタミンC誘導体で、水溶性ビタミンC誘導体より皮膚からの吸収が数倍といわれています。皮膚内の酵素によりビタミンCとともに皮膚に含まれるバルミチン酸に分解されます。
このタイプのビタミンC誘導体は、自然界には存在しません。
脂溶性なので乾燥感がなく刺激も少ないのが特徴です。液状のオイルなので使用感も良く、ジェルやクリームに配合されています。脂溶性ビタミンC誘導体では最も優れていて、長時間作用します。
このタイプのビタミンC誘導体は、紫外線で徐々に活性を失うので光に当てないように保存には注意が必要です。
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